アニメにハマる脳

子どもたちの多くは、

アニメやマンガにハマりますね。

 

 

なぜ子どもたちはハマるのか、

脳の中でその時何が

おきているのかを通じて、

子どもの脳の神経系の発達についてお伝えします。

 

 

 

「欠乏を埋め合わせしよう」

とする心の作用なのです。

 

 

 

脳が発達するにつれて脳細胞の数は減り

脳細胞同士のつながりは増えていきます。

 

 

それに伴って、

神経系と呼ばれる

神経系の一連のつながりが発達していきます。

 

 

神経系をつくる神経は、

脳の奥の部分から表面に向かって多くの

枝葉を伸ばしている木のような形をしています。

 

 

そんな脳の神経系には、

セロトニン系、ドーパミン系及びノルアドレナリン系があります。

 

 

ドーパミン系は3歳までは、

母親との愛着関係を通じて発達します。

 

 

この3歳までの

ドーパミン系の発達が十分でないと、

その不全を埋め合わせるように、

母性の喪失と回復をテーマにしたアニメ

「みなしごハッチ」や「母をたずねて三千里」にハマります。

 

 

あ~、ハマった、ハマった!と

思い当たりませんか?私は「母をたずねて三千里」

にはまったタイプです。「マルコ~!!!」

 

 

 

ノルアドレナリン系は出生後、

外界の刺激に応じてその活動を高め、

子どもの時代の探索・探検を通じて発達していきます。

 

 

ノルアドレナリン系の発達が遅れると、

その欠乏を埋め合わせるように、

ハラハラドキドキのシーンがたくさんある

アニメにハマるのかもしれません。

 

 

そのような子どもたちは、

秘密の道具を使う「ドラえもん」や魔法を使う「ハリーポッター」、

ふしぎの世界を冒険する「千と千尋の神隠し」が好まれるでしょう。

 

 

ここで

セロトニン系がうまく機能しないと

セロトニン系に関してはアニメではなく、

思春期に茶髪やブランド品にハマまる。

という傾向にある。といわれます。

 

 

この神経系の発達に必要なことは

やりきった!という

3歳までの成功体験によって

発達していきます。

 

 

十分にやりきった!!!

という体験ができた時

赤ちゃんの顔はキラキラしてますよ。

 

 

皆さんは、これらにハマった経験は

ありませんか?

また、お子さんが、今何にはまっているのか?

観察してみてくださいね。